生産管理職

一見、矛盾する2つの言葉ですが、実は表裏一体の関係。「低価格」ではなく「低コスト」と表現したことには意味があります。

「コスト」とは、金銭的な意味合いを指すことが一般的ですが、「手間」や「ロス」を指す時間的な意味合いもあります。

「手間」や「ロス」を減らしながら、高品質の製品を正しく製造し、その結果が「安価」につながる。これらを達成することが、生産管理部門の主な仕事になります。

　【具体的な職務内容】
　①仕様確認・製造指示
　②工程管理
　③コスト管理

　・仕様に無理がないか、内容は適切であるか
　・製造時にトラブルの危険性はないか、
　　製造物は正しいか
　・工程に無理はないか、機械遊休がないか
　・割付の最適化、利益管理　　など

製造時に発生し得るリスクやトラブルを予見し製造指示の段階でできるだけ取り除きます。場合によっては形状やデザイン修正を提案・依頼することもあります。
工程がスムーズに流れるよう調整したり、仕上がった製造物に対しての確認も大切な仕事です。工場内だけではできない加工や工程が難しい場合は、協力会社へ委託して、利益管理を行いながら製造します。

ちょっとした工夫で解消する「手間」や「ロス」があり、あと1日早ければ余裕ができる工程や作業があります。その「ちょっと」を改善・調整しながら、より良い製品ができるよう仕事をしています。

印刷から最終セット加工まで可能な自社工場があるため、オールインワンでの製造が可能です。
新入社員研修などで実施される工場設備の見学や、ライン作業体験を通して、実際に製品として完成されていく様子を肌で感じることができます。

案件によって仕様や形が常に変わっていくので、考えることが必須となり大変な面もありますが、常に新鮮な気持ちで仕事に向かえます。
案件に対して提案や希望も通るので、依頼された仕事であっても、自身で製品を作り上げていく面白さもあります。

また、ギリギリの製造費や難易度の高い仕様での製造など、工夫を凝らして要望にあった製品を作り上げて納品完了した際は、一層、達成感と喜びを感じられます。

各部署間で垣根がないので、技術的な質問や相談もしやすい環境です。
コロナ感染拡大前には、工場内の敷地を使用したバーベキュー大会が開催されたり、イベントも多く、和気あいあいとしています。